ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ

横須賀リサーチパーク(以下「YRP」という)を中核とし、横須賀市におけるスマートモビリティの開発・実証の推進及び関連産業・周辺産業の集積を図ることで、新規ビジネスの創出、社会課題の解決及び地域の活性化に資することを目的として、YRP研究開発推進協会は横須賀市及び(株)横須賀テレコムリサーチパークとともに、「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」の取組みを開始致しました。
横須賀をフィールドとして、スマートモビリティを活用した新規ビジネス創出や社会的課題解決へのチャレンジ、 これらの実装・展開へチャレンジし、横須賀から先端事例・新規事業を創出し、日本・世界に展開していくこと、 そして、YRPを中核として横須賀市をスマートモビリティ開発の中心地とすることを目指していきます。

横須賀スマートモビリティ宣言

私たちが社会生活を営むためには、ヒト・モノ・サービスの移動が不可欠です。したがって、モビリティ(移動性)をスマートにデザインすることはすなわち、私たちの生活を、ひいては私たちの住むまちをスマートにデザインすることにほかなりません。
他方で、近年、情報通信技術等の急速な進展により、スマートモビリティに関する技術やサービスには新しい時代の波が押し寄せています。この波は、私たちが生活を営むにあたって直面するちょっとした移動の煩わしさをスマートに取り除くことから始まり、将来的には、市民生活や移動そのものの在り方の変革、そしてまちづくりの全体にも深く影響を及ぼす大きなポテンシャルを秘めています。
今般、「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ推進協議会」は、モビリティをスマートにすることによる次世代のまちづくりの追求と、世界に通用する新産業の創出等を目標に掲げ、2019年1月24日に「横須賀スマートモビリティ宣言」を発表致しました。

宣言1.自由な移動の可能性を追求

移動における障害をスマートに取り除き、どんな場所に住もうが、個人の状態や身体能力がどんな状況にあろうとも、移動したいときに筋斗雲のように颯爽と現れ、何のストレスなく行きたい場所に自由に連れて行ってくれる、横須賀では、そんな次世代のモビリティシステムが活躍する、誰もひとりにさせない、誰もがイキイキと生活できる包摂的なスマートモビリティ社会の実現を目指します。

宣言2.移動をワクワクさせる新しい価値を提案

横須賀において、市民の意識やライフスタイルを変革させるような、移動をワクワクさせる新しい価値観を次々に生み出し、スカジャンを着るように、シーンに応じて多様な次世代のモビリティサービスを使いこなす「スカモビ」というスタイルを提案し、移動による新しい価値の創造と、これによる新たなまちづくりの可能性を追求します。

宣言3.人々の交流を容易にし、まちの活力を取り戻します

モビリティをスマートにして、外国人をはじめとした市外の人々が便利に楽しく横須賀を訪問・移動していただく、また、横須賀の魅力を市内外に効果的に発信するなど、まちの魅力をさらに輝かせ、横須賀ブランドの価値を高めることにより、ヒト、モノ、サービスの交流をもっと盛んにし、まちの活力を取り戻します。

宣言4.モビリティビジネスを生み、育むゆりかごとして、様々なアイデアを形にできる最先端の環境を構築

モビリティに関する技術やサービスのビジネスアイデアが国内でいち早く検証でき、試行錯誤を素早く繰り返すことができる実フィールドを整備することにより、横須賀が日本のモビリティ産業の成長を促進します。
さらに、横須賀が誇る産業の力を結集させるとともに、市内外から分野横断的に様々なプレーヤーを呼び込むことで、横須賀をオープンイノベーションが創出するモビリティビジネスの拠点となることを目指します。

宣言5.地域の抱える課題のソリューションモデルを創出するスーパーシティとして日本・世界に貢献

人口規模 40 万人のモデル的な中核市であり、世界でも広く共通した社会問題に先進的に悩まされている横須賀において、モビリティに関する技術やサービスを駆使して、地域の抱える課題へのソリューションを次々に提案することで、全世界で構造的に発生している社会課題への解決策を生み出すスーパーシティとして、日本・世界への貢献を目指します。

様々な推進方策を戦略的に実施